2007-05

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神風特別攻撃隊「第十一金剛隊」「第十二金剛隊」

昭和19年12月16日
「第十一金剛隊」
0650 直掩隊6機(紫電・零戦)、特攻隊(爆装零戦12、彗星1)機でマバラカット基地を発進。
セミララ島付近の輸送船団を攻撃に向かうが、直掩隊が途中分離して、戦果は未確認。
特攻機は全機未帰還。
【指揮官】
 辻 誠夫大尉
【編成】[筆者注:調査未完、詳細不明]
 爆装零戦12機、彗星1機、直掩「紫電」・零戦:6機
爆装隊
 一番機 辻 誠夫大尉

制空隊・第一小隊・第一区隊
 一番機 岩下邦雄大尉    三四一空・戦七〇一

【戦果】
 不明
【被害】[筆者注:調査未完、詳細不明]
 不明
【戦死者】13名
 辻 誠夫大尉    (海兵71期)  二〇一空         爆装零戦
 瀬口政孝中尉   (予備13前期) 二〇一空         爆装零戦
 江橋厚次郎中尉  (予備13前期) 二〇一空         爆装零戦
 渕上善吾上飛曹  (乙飛16期)  二〇一空・戦三一六  爆装零戦
 江幸信一飛曹   (甲飛11期)  二〇一空         彗星/偵察 
 竹内 彪一飛曹  (甲飛11期)  二〇一空・戦三一六  爆装零戦
 我喜屋元次郎二飛曹(丙飛15期) 二〇一空・戦三一六  爆装零戦
 久保米三飛長   (特乙1期)   二〇一空・戦三一六  爆装零戦
 伊藤静男飛長   (特乙1期)   二〇一空・戦三一六  爆装零戦
 宮崎 甲飛長    (特乙1期)   二〇一空・戦三一六  爆装零戦
 高橋成伍飛長   (特乙1期)   二〇一空・戦三一六  爆装零戦  
 半田昭穂飛長   (特乙1期)   二〇一空         爆装零戦
 田中 勇飛長    (特乙2期)   二〇一空         彗星/操縦 


昭和19年12月16日
「第十二金剛隊」
1335 爆装零戦2機、直掩零戦4機がダバオ基地を発進し、スール海北方の米機動部隊攻撃に向かう。
途中、田中機が故障で引き返し、矢田機も故障によりマラハンに不時着した。
【編成】
爆装隊:零戦2機
 一番機 矢田義治上飛曹 *故障、不時着
 二番機 田中 巌 二飛曹 *故障、引き返す
直掩隊:零戦4機

[筆者注:矢田義治上飛曹(乙飛16期)は、台湾に後退後、第二〇五海軍航空隊に編入され、昭和20年4月2日「第四大義隊」として、1550石垣基地より沖縄南方の機動部隊攻撃に出撃、未帰還となっている]


12月16日、連合軍軍艦艇の被害
なし

12月16日に出撃した陸海軍特攻隊
●海軍
神風特別攻撃隊「第十一金剛隊」爆装零戦12機、彗星1機、直掩6機
 マバラカット 0650
神風特別攻撃隊「第十二金剛隊」爆装零戦2機、直掩零戦4機
 ダバオ 1335
●陸軍
陸軍特別攻撃隊「旭光隊」九九式双発軽爆撃機2機
 カローカン 
陸軍特別攻撃隊「万朶隊」九九式双発軽爆撃機1機
 カローカン 引き返す
陸軍特別攻撃隊「富嶽隊」四式重爆撃機2機
 マルコット
陸軍特別攻撃隊「富嶽隊」四式重爆撃機2機
 マルコット 引き返す
陸軍特別攻撃隊「鉄心隊」九九式襲撃機2機



*「航空戦史雑想ノート」に掲載していた原稿を一部改訂したものです。

[筆者注:調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]


【参考文献】
カテゴリーの「参考文献・資料」を参照下さい。


初 稿:2007-05-30
第2稿:2007-07-15 一部修正加筆

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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

神風特別攻撃隊「第七金剛隊」「第八金剛隊」「第九金剛隊」「第十金剛隊」

昭和19年12月15日
神風特別攻撃隊「第七金剛隊」
0630 セブ基地を発進。
【攻撃目標】
ナノ90度45浬
【編成】[筆者注:調査未完、詳細不明]
爆装零戦6機、直掩零戦4機
・爆装隊
沢本裕嗣中尉  予備13期/石川   第二〇一航空隊 金沢高工
織田眞伉中尉  予備13期/香川   第二〇一航空隊 台北大
神島利則中尉  予備13期/石川   第二〇一航空隊 拓大
・直掩隊
若林良茂上飛曹 丙飛3期/群馬    第二〇一航空隊・戦闘第三〇二飛行隊
佐藤国一上飛曹 甲飛10期/奈良   第二〇一航空隊・戦闘第三一六飛行隊
【戦果】
不明
【被害】
損失:爆装零戦3機、直掩零戦2機
【戦死者】5名

同日
神風特別攻撃隊「第九金剛隊」
0645 直掩隊紫電12機、特攻隊13(爆装零戦12、彗星1)機で、マバラカット基地を発進。
【攻撃目標】
ミンドロ島周辺攻略部隊の索敵攻撃
【編成】[筆者注:調査未完、詳細不明]
爆装零戦12機、彗星艦爆1機、直掩隊「紫電」12機
・爆装隊
青木 進大尉   (海兵71期/埼玉)  二〇一空
松岡英雄中尉   (予備13期/広島)  二〇一空 高等無線
荒木輝夫中尉  (予備13期/新潟)  二〇一空 中大
生島治人中尉  (予備13期/大分)  二〇一空 台南高工
出井政義中尉  (予備13期/山口)  二〇一空 関大
山本俊夫二飛曹 (丙飛15期/富山)  二〇一空・戦三一六
太田雄三中尉  (海兵72期/神奈川)二〇一空
梶原一郎中尉  (予備13期/兵庫)  二〇一空 盛岡高工
石塚  茂上飛曹 (甲飛7期/北海道) 二〇一空・戦三一六
大桑健見二飛曹 (丙飛特14期/三重)二〇一空・戦三一六 
鈴木  稔中尉  (予備13期/岩手)  二〇一空 盛岡高工
宇野  勇上飛曹 (乙飛16期/岡山)  二〇一空・戦三一六 
恒岡喜代則一飛曹(乙飛17期/三重) 二〇一空 彗星/偵察 
松本岩視二飛曹 (特乙1期/香川)   二〇一空 彗星/操縦

・直掩隊
第一小隊・第一区隊
一番機 岩下邦雄大尉     三四一空・戦七〇一

中島誠也大尉  (海兵71期) 三四一空・戦四〇二  戦死
西山 茂上飛曹 (乙飛13期) 三四一空・戦四〇二  戦死

【経過】
途中カラパン(ミンドロ島北岸)南西でF6F戦闘機14機と遭遇し、直掩隊は空戦、特攻隊はマンガリン付近の輸送船に突入。
【戦果】
撃沈:大型輸送船3隻
炎上:駆逐艦1隻、大型輸送船4隻
撃墜:F6F戦闘機1機
【被害】
不明
【戦死者】15名

同日
神風特別攻撃隊「第十金剛隊」
0655 第一ダバオ基地を発進。
【攻撃目標】
マリセラゴス湾方面の索敵攻撃
【編成】[筆者注:調査未完、詳細不明]
爆装零戦2機、直掩零戦1機、紫電2機
・爆装隊
一番機 小野光重 中尉 
二番機 山岡哲生 上飛曹
【戦果】
大火災:輸送船1隻
火災:輸送船1隻
【被害】
損失:自爆・爆装零戦2機
【戦死者】2名
 小野光重 中尉 (予備12期/東京)二〇一空・戦三一六 東京芸術
 山岡哲生 上飛曹(乙飛16期/山口)二〇一空・戦三一六

同日
神風特別攻撃隊「第八金剛隊」
1620 セブ基地を発進。
【編成】
不明
【経過】
詳細不明
【戦果】
不明
【被害】
不明
【戦死者】
石間重夫 上飛曹(甲飛10期)三四一空・戦四〇一 *12月15日、「第八金剛隊」として比島沖機動部隊攻撃に出撃。

[筆者注:「第八金剛隊」は、敵を発見できず帰投したものと推定される。当方資料の不足のため調査未完]

12月15日、連合軍艦艇の被害
甚大:戦車揚陸艦472号〈1機命中、2機至近 爾後処分〉
   戦車揚陸艦730号〈1機命中 爾後処分〉
損傷:護衛空母マーカス・アイランド〈1機至近 小破〉
   駆逐艦ポール・ハミルトン〈不明〉
   駆逐艦ホーワース〈不明〉
   魚雷艇223号〈不明〉

12月15日に出撃した陸海軍特攻隊
●海軍
第五神風特別攻撃隊「第一草薙隊」陸上爆撃機「銀河」2機
 デゴス 0720出撃
神風特別攻撃隊「第七金剛隊」爆装零戦6機、直掩零戦4機
 セブ 0630出撃
神風特別攻撃隊「第九金剛隊」爆装零戦12機、艦上爆撃機「彗星」1機
 マバラカット 0640出撃
神風特別攻撃隊「第十金剛隊」爆装零戦2機、直掩零戦1機、「紫電」2機
 ダバオ 0655出撃
神風特別攻撃隊「第八金剛隊」不明
 セブ 1620出撃 攻撃不成功
●陸軍
陸軍特別攻撃隊「旭光隊」九九式双発軽爆撃機1機


*「航空戦史雑想ノート」に掲載していた原稿を一部改訂したものです。

[筆者注:調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]


【参考文献】
カテゴリーの「参考文献・資料」を参照下さい。


初 稿:2007-05-28
第2稿:2007-07-15 一部修正加筆

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神風特別攻撃隊「第三金剛隊」「第五金剛隊」「第六金剛隊」

昭和19年12月14日
神風特別攻撃隊「第五金剛隊」
0700 シライ(ネグロス島の陸軍飛行場)を発進
【攻撃目標】
ネグロス島周辺攻略部隊
【編成】
爆装零戦7機、直掩零戦5機
・爆装
中村 修中尉   予備13期/東工大/奈良  第二〇一航空隊
枦木初男二飛曹 丙飛16期/鹿児島       第二〇一航空隊/戦闘第三一六飛行隊
・直掩
片岡啓造中尉  海兵72期/富山        第二〇一航空隊/戦闘第三一六飛行隊
【経過】
[筆者注:調査未完、詳細不明]
【戦果】
撃破(確実):中型輸送船1隻
撃墜:P38戦闘機1機、F4U戦闘機1機
【被害】
損失:爆装零戦2機、直掩零戦1機
【戦死者】3名

同日
「第六金剛隊」
0715 マバラカット基地を発進
【攻撃目標】
ズマグテ南方輸送船団索敵攻撃
【編成】
爆装零戦17機、爆装彗星艦爆3機、制空隊41機・爆装零戦[筆者注:調査未完]
神山 敬中尉   予備13期/日大/千葉     第二〇一航空隊
上原和則中尉   予備13期/日大/岡山     第二〇一航空隊
石田完三中尉   予備13期/武蔵高/兵庫    第二〇一航空隊
青山義男中尉   予備13期/岐阜師範/岐阜  第二〇一航空隊
萱野留雄中尉   予備13期/名古屋高工/三重 第二〇一航空隊
門山 孝中尉   予備13期/同志社専/大阪  第二〇一航空隊
・爆装彗星(500㌔爆弾)
武部武治二飛曹 丙飛16期/千葉          第二〇一航空隊
井口要之助中尉 予備13期/大分高商/鳥取  第二〇一航空隊
松尾 保上飛曹  甲飛9期/佐賀           第二〇一航空隊
関 迪雄上飛曹  乙飛16期/東京          第二〇一航空隊
中村 勇二飛曹  丙飛14期/山口          第二〇一航空隊
山本平造上飛曹 乙飛16期/千葉          第二〇一航空隊
【経過】
制空隊はバタンガス上空にて米艦載機群と遭遇、空戦にはいる。
攻撃隊は分離しレイテ島西方のパナイ島付近まで進出したが、敵を発見出来なかった。[筆者注:空戦後、セブ基地に帰投?]
当日は、米艦載機群によりクラ-ク地区を含みフィリピン全土の航空基地が攻撃を受けた。
【戦果】
不明
《米側記録》
被墜:F6F戦闘機27機[地上砲火を含む]
【被害】
損失:彗星3機[自爆1/未帰還2]、爆装零戦6機[未帰還]
【戦死者】12名

同日
神風特別攻撃隊「第三金剛隊」
1440 セブ基地を発進
【攻撃目標】
パゴドロ240度80浬の船団
【編成】[筆者注:セブに帰投した第五/六金剛隊より編成?]
爆装3機、直掩零戦2機
・爆装
鈴木孝一中尉   予備13期/名古屋高工/岐阜  第二〇一航空隊
長谷川拓男中尉 予備13期/台南高工/佐賀    第二〇一航空隊
大川 渡二飛曹  丙飛特14期/三重          第二〇一航空隊(大村航空隊)
・直掩
野田甲子上飛曹 乙飛12期/静岡 第二〇一航空隊/戦闘第三〇二飛行隊(二五二空)
飯田義隆上飛曹 乙飛16期/茨城 第二〇一航空隊/戦闘第三〇二飛行隊(二五二空)
【経過】
[筆者注:調査未完、詳細不明]
【戦果】
不明
【被害】
損失:爆装零戦3機、直掩零戦2機
【戦死者】5名


12月14日、連合軍艦艇の被害
なし

12月14日に出撃した陸海軍の特攻隊
●海軍
神風特別攻撃隊「第三金剛隊」爆装零戦3機、直掩零戦2機
 セブ 1440出撃
神風特別攻撃隊「第五金剛隊」爆装零戦3機、直掩零戦2機
 シライ 0700出撃
神風特別攻撃隊「第六金剛隊」爆装零戦17機、艦上爆撃機「彗星」3機
 マバラカット 0715出撃
●陸軍
陸軍特別攻撃隊「菊水隊」百式重爆撃機「呑竜」9機、直掩一式戦3機
 デルカルメン 0645出撃


*「航空戦史雑想ノート」に掲載していた原稿を一部改訂したものです。

[筆者注:調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]


【参考文献】
カテゴリーの「参考文献・資料」を参照下さい。


初 稿:2007-05-27
第2稿:2007-07-15 一部修正、加筆

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

神風特別攻撃隊「第二金剛隊」

昭和19年12月13日
1630 セブ基地を発進。

【攻撃目標】
ムルシェラゴス湾の艦船
【編成】
爆装零戦4機、直掩零戦7機
・爆装
小松 弘中尉   海兵72期/栃木  第二〇一航空隊
上原 登上飛曹 丙飛3期/北海道  第二〇一航空隊/戦闘第三一六飛行隊(二五二空)
池田三義飛長  特乙1期/栃木   第二〇一航空隊/戦闘第三〇二飛行隊(二五二空)
藤野康治一飛曹 甲飛11期/京都  第二〇一航空隊/戦闘第三〇二飛行隊(二五二空)
・直掩[筆者注:調査未完]
松沢 諭一飛曹 甲飛11期/山形   第二〇一航空隊/戦闘第三〇二飛行隊(二五二空)
【経過】
[筆者注:調査未完、詳細不明]
【戦果】
撃破(大火災):大型巡洋艦2隻

《12月13日の米軍の艦艇被害》
損傷:軽巡洋艦「ナッシュビル」〈1機命中(戦死135名、戦傷180名)大破・被害甚大〉
   駆逐艦「ハラデン」〈1機命中(戦死14名、戦傷24名)大破〉

【12月13日に出撃した陸海軍特攻隊】
●海軍
神風特別攻撃隊「第二金剛隊」爆装零戦3機、直掩零戦7機
 セブ 1603出撃
●陸軍
陸軍特別攻撃隊「一宇隊」一式戦闘機1機
陸軍特別攻撃隊「飛行第二七戦隊」二式双発襲撃機
陸軍特別攻撃隊「旭光隊」九九式双発軽爆撃機3機


*「航空戦史雑想ノート」に掲載していた原稿を一部改訂したものです。

[筆者注:調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]


【参考文献】
カテゴリーの「参考文献・資料」を参照下さい。


初稿:2007-05-27

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

神風特別攻撃隊「第一金剛隊」

昭和19年12月11日
1630 セブ基地を発進。
【攻撃目標】
スリガオ水道西口西航中の駆逐艦
【編成】
爆装零戦4機、直掩零戦7機
・爆装
龍野彦次郎中尉 予備13期/久留米高工/福岡 第二〇一航空隊
朝倉正一中尉   予備13期/石川師範/石川   第二〇一航空隊(台南航空隊)
鈴木 清中尉    予備13期/浜松高工/三重   第二〇一航空隊
杉尾 忠中尉    予備13期/京城楽専/北海道 第二〇一航空隊
・直掩[筆者注:他の5機は調査未完)
松葉三美上飛曹 丙飛4期/宮崎    第二〇一航空隊/戦闘第三〇二飛行隊(二五二空)
澳 博二飛曹    丙飛17期/広島   第二〇一航空隊/戦闘第三〇二飛行隊(二五二空)
【経過】
[筆者注:調査未完、詳細不明]
【戦果】
撃沈:駆逐艦1隻

《12月11日の米軍艦艇の被害》
沈没:駆逐艦リード(2機命中)
損傷:戦車揚陸艦(1機命中)大破
   駆逐艦コードウェル 不明

【12月11日に出撃した陸海軍特攻隊】
●海軍
神風特別攻撃隊「第一金剛隊」爆装零戦4機、直掩零戦7機
 セブ 1630出撃
●陸軍
なし


*「航空戦史雑想ノート」に掲載していた原稿を一部改訂したものです。

[筆者注:調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております]


【参考文献】
カテゴリーの「参考文献・資料」を参照下さい。

初稿:2007-05-27



テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

神風特別攻撃隊「神武隊」

 『神武特別攻撃隊』とは、「比島沖海戦」後の昭和19年11月15日付で再建された、連合艦隊直属の第一航空戦隊・第六〇一海軍航空隊において、編成された特別攻撃隊である。
 この部隊は洋上において航空母艦を発艦し、敵機動部隊に対して体当たり攻撃を行う特別攻撃隊である。

 「マリアナ沖海戦」「比島沖海戦」の二つの大敗北により、大きな痛手を被った日本海軍の航空部隊は、通常攻撃ではもはや強大なアメリカの機動部隊(タスクフォース)に太刀打ち出来なくなるほど、艦隊および基地航空隊の戦力が低下していた。
 そこで、その劣勢を挽回するための非常手段が「神風特別攻撃隊」であった。この攻撃隊は、零式艦上戦闘機に250㌔爆弾を搭載し、アメリカ海軍の航空母艦に体当たりして、一機一艦を屠る、という必死(決死ではない!)の航空攻撃作戦である。
 発案者といわれている大西瀧治郎海軍中将が漏らした「統率の外道」であるこの航空作戦(もはや作戦というべきものではないが・・・)に、敗戦まで日本海軍航空部隊は狂奔する。詳しい経緯については別項(未作成)を設けここでは詳細に述べないが、それは、海軍の精鋭部隊である艦隊航空隊においても同様であった。
以下はその苦闘の記録である。

【注】ここに掲載されているものは、筆者が独自に調査した事項で、国、公的機関もしくはその他文献や資料等と見解を相違する場合がありますが、それはすべて筆者に責任があります。また、引用や参考文献のリストは、本稿末に記載します。

全文を表示 »

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『神風特別攻撃隊』について

 神風特別攻撃隊という、人間の尊厳や倫理を無視(命令する側にとって。命令される側は超越と言い換えるべきであろう)して行われた、決死ではなく、必死の航空作戦(もはや、作戦と言えるものではない)があります。
 戦争末期には当たり前の航空作戦のように遂行されていましたが、一体、誰が考え、命令を下したのか。
 戦死した幾千の将兵は、戦後になってこれら自分達に死の命令を下した人達により、勝手な解釈により都合よく書かれた記録を読んで何と思うでしょう。(総ての記録がそうなわけではないが、決定版と流布されているものにその様な記録が多い)
 国家存亡の危機に、戦死した下級将校(その上、職業軍人より予備士官の方が断然多い)や下士官・兵にはノーブレス・オブリージュ(崇高な義務)があり、職業軍人でありながら、命令を下すのみで生き残った数多くの高級士官達には、それが無かったのか?(発案者とされている大西瀧治郎中将の自決を自らの免罪符としてしまったのだろうか?)。
 後に続くものを信じ、国体の護持と日本の勝利を望みながら、自らの命を捧げた崇高な精神と、それを命令した貧困な発想の精神とは同じものなのでしょうか?
 いうまでもなく、現在の国体と当時の国体は全くの別物に変わりました。当然、愛国心の発露も昔と今では違う形でしょう。
 しかし、過去・現在・未来とも、紛れも無くこの国に住む我々は日本国民であり、国家は日本国なのであります。良いことも、悪いことも、すべて、その国民の歴史なのです。
 都合の悪いことには蓋をして、都合の良い歴史解釈がまかり通れば、日本はまた、過去の過ちを何度も繰り返すことでしょう。
 
 私はこの記録を執筆するにあたり、あくまで客観的な記録の累積に努めました。
 どこの、誰が、どこで、どのように、どうなったか?を知りたい、記録したい。という私の中にある根源的な欲求がそうさせました。
 そこには、当事者でもなく、同時代に生きてもいなかった筆者の個人的な感情や感想など必要ないと思っているからです。
 現実世界の事実の積み重ねが歴史であるならば、そこに後から余計な夾雑物など加えないほうが良いに決まっています。
 
 生命を断絶された、膨大な氏名の羅列の中に、それぞれの人生や夢や希望や挫折が詰まっていることを、深く心に刻みたいと思っています。



 大西瀧治郎中将が神風特別攻撃隊を編成した当時の心境を詠んだ句

「けふ咲きてあす散る花の我身かな
  いかにその香を清くととめん」 



 大西瀧治郎中将の遺書

特攻隊の英霊に曰す
善く戦いたり深謝す
最後の勝利を信じつつ肉
弾として散華せり然れ
共其の信念は遂に達
成し得ざるに至れり
吾死を以て旧部下の
英霊と其の遺族に謝せ
んとす。
次に一般青壮年に告ぐ
我が死にして軽挙は利
敵行為なるを思ひ
聖旨に副ひ奉り自
重忍苦する誠とも
ならば幸いなり
隠忍するとも日本人た
る矜持を失う勿れ
諸子は国の宝なり
平時に処し猶ほ克く
特攻精神を堅持し
日本民族の福祉と世
界人類の和平の為
最善を尽くせよ

 海軍中将大西瀧治郎

 八月十五日 大西中将
  富岡海軍少将閣下
 御補佐に対し深謝す
 総長閣下に御託申上げられ度し
 別紙遺書青年将兵指導
 上の一助とならば御利用あり
 たし

 

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出典について

以下のリンクを参照下さい。

「出典について」



当プログについて

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「当プログについて」



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雑誌「丸」【陸軍/海軍】

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防衛庁戦史室蔵資料【海軍】

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航空隊、搭乗員を主な題材とした出版物【海軍関連】

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pico3298

Author:pico3298

滅亡して約60年たつ大日本帝国陸海軍の航空戦史を研究しています。
掲載する記事については、筆者として感情を移入せず、事実のみを積み重ねていくつもりです。専門用語や特殊な用語、略語が多く読みにくいでしょうが、ご一読下さい。
 
*当ブログはアメーバブログにて作成している「航空戦史雑想ノート」の増補改訂版です。
 
【お願い】
当ブログは筆者の個人的な見解です。掲載記事の無断転載と営利目的での使用はご遠慮下さい。

【pico3298の座右の銘】
「粗にして野だが卑ではない」



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